本学は、これまでサルを用いた医学研究、神経難病研究、生活習慣病疫学研究、先端がん研究などの本学の特色ある研究を重点研究に選定し、全学的に支援を行ってきました。2022年 4 月 1 日に、これらの重点研究を更に発展させ、研究成果を社会実装につなげるため、本学の有する研究センターと研究支援組織を統合した先端医学研究機構を組織しました。
さらに機構のもとに、実装化を担う Biomedical Business Development Unit(BBDU)と創発的研究センタ−を創設しました。創発的研究センターでは、年齢、性別、国籍などにとらわれない多様な人材を結集し、長期的視野にたって純粋に知的好奇心によって行われる基礎研究を推進します。挑戦的研究部門では、次世代の重点研究や若手研究者の育成を図る目的で、独立した研究環境を若手研究者に提供します。国際共同研究部門には、海外協定校であるマレーシア国民大学からワンズリナ・ワンナグ先生を特任教授として招聘しました。老化に関する国際共同研究を推進するとともに、開学 50 周年にあたる 2024 年にマレーシア国民大学との間で、ジョイントディグリーあるいはダブルディグリープログラムを開設することを目指しています。